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自然素材の住宅を建てる人が増加しています。自然素材の住宅には、経年変化を楽しめる、身体に優しい、調湿効果で快適に過ごせるなどのメリットが存在するからです。メリットだけではなくデメリットも存在しますが、メリットがデメリットを上回ったときは、業者に相談して施工事例などを紹介してもらうと良いでしょう。
CONTENTS
家づくりに使われる主な自然素材の種類
3つの種類を紹介します。最近は無垢材フローリングに注目が集まっています。人生の長い時間を自宅で過ごすので、材料にこだわりたいところです。
珪藻土
主に、天井や壁に使用されています。優しい色合いが楽しめるので、自宅で生活を送っているとリラックスできるでしょう。ザラザラした質感も味わい深いものがあります。そして、マイナスイオンの発生が期待できるので、綺麗な環境で暮らせます。
漆喰
住宅では主に壁材として使用されています。耐火性や耐久性に優れているので、住宅の劣化を防ぐことが可能です。
また、日本では古くから漆喰を使用していました。たとえば、城や蔵の壁です。古くから使用されているので馴染みがありますが、施工するときに手間が発生するので、費用が高額になっています。
無垢材フローリング
こちらは、近年注目が集まっています。身体に優しい自然素材を選択する人が多くなっているからです。
無垢材そのものを使用したフローリングだけではなく、複合フローリングも販売されています。色や柄が統一されていないので、住宅で生活を送りながら自然を感じられるでしょう。色合いも優しいので、ストレスを感じることなく過ごせます。
自然素材を使うメリット
3つのメリットを紹介します。シックハウス症候群で苦しんだ経験がある人や、アトピーなどで苦しんでいる人は、身体に優しい自然素材の住宅を建ててみましょう。湿度を一定に保てるので、カビの発生を抑制できる効果もあります。
経年変化を楽しめる
素材そのものを楽しめるようになっています。自然界に存在するものを使用しているので、年数が経過すると今までとは異なる姿に変化します。また、木材は年数が経過すると色が濃くなってくるので、味わいが増すでしょう。
そして、傷が目立ちにくくなっているのもメリットです。これは、素材の色や柄にばらつきがあるからです。
身体に優しい
化学物質をたくさん使用している住宅で生活を送るよりも、身体に優しいことが分かっています。そのため、アトピーやアレルギーで悩んでいる人におすすめです。
調湿効果で快適に過ごせる
炭などは調湿効果が期待できるので、室内の空間を快適に保ちます。そのため、加湿器や除湿器を使用する頻度は減少するでしょう。
湿度が高い時期は、湿気を吸収してくれるので室内の空間が快適に保たれるだけではなく、住宅の劣化を防ぐ効果も期待できます。カビの発生を抑えられるので見た目も綺麗に保てるでしょう。畳も傷みにくくなります。
自然素材を使うデメリット
メリットだけではなくデメリットも存在します。価格が高いので、誰でも簡単に購入できるわけではありません。ただし、身体に優しいなどのメリットがあるので、メリットがデメリットを上回ったときは、自然素材の住宅を建てることも検討しましょう。
価格が高い
自然界に存在するものを使用しているので、数量に限りがあります。また、長い時間をかけて育成しているので、手間がかかっているのも事実です。そのため、費用が高額になっています。
できる限り費用を抑えて住宅を建てたいと考えている人は、業者と相談して自然素材の住宅を建てるのかどうか考えましょう。
ヒビや割れなどが発生する
木の繊維をそのまま住宅に活かしているので、ヒビや割れなどが発生します。そのため、時間が経過すると、床材同士に隙間が生じてしまう可能性があります。また、せり上がってくるときもあるでしょう。
このような状態を楽しめるのが自然素材の良さですが、綺麗なフローリングで、長い間生活を送ってきた人は戸惑うかもしれません。そして、木が乾燥してくるときもあります。
このようなときは、ホームセンターなどで販売している接着剤を使用して、自分で補修できます。補修の工程も楽しみたい人におすすめですが、補修を煩わしいと感じる人には適していないでしょう。
色や柄のバリエーションが少ない
人工的に作られた色を用いることがあまり無いので、色や柄のバリエーションが少なくなります。そのため、色合いが落ち着いているのでアクセントを付けたい人には適していないでしょう。
また、ビニールクロスのように柄物は存在しないので、自然の状態を楽しみたい人におすすめです。自然素材の住宅で生活した経験が無い人は、業者に相談する前に自然素材の住宅を実際に目で確認してみると、ミスマッチが起こりにくいでしょう。
まとめ
人生の長い時間を自宅で過ごすことになるので、自然素材の住宅で健やかに暮らしましょう。価格が高い、ヒビや割れなどが発生する、色や柄のバリエーションが少ないなどのデメリットがありますが、一般的な住宅を建てるよりも、身体の負担は軽減されます。
また、一般的な住宅を建てるときも、ランニングコストが発生するので、費用面の不安はシミュレーションで解決しましょう。